【第131号(2017年5月13日発行) 14面】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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第131号(2017年5月13日発行)記事 14面

サロン活用、支え合いのまちに 新たな取り組み始まる


分からないところを一緒に考える石井さん

羽津地区

 「10年、20年後も住みたいと思われる羽津に。高齢者が住みやすく、子育てしやすい町に」―。羽津地区まちづくり推進協議会は昨年9月、世代を超えて住民同士が集まれる場にしようと交流施設「サロンde志氐我野」を志氐神社(四日市市大宮町)の敷地内に開設。介護予防や子育て支援などに利用し、新たな取り組みもスタートしている。
 「昨今、高齢者を怖がる子どもが増えている」という情報を耳にした同協議会の内田寛会長(61)が「高齢者が身近にいないことが原因の一つでは」と、地域でできることを検討。昨年11月には、経済的理由などで十分な食事が取れない子に無償で食事を提供する「子ども食堂」、今年4月には、小中学生に学習場所を無料開放する「寺子屋 楽修舎」を始めた。
 運営には、20代から70代まで幅広い世代がボランティアとして参加する。楽修舎では大人が小学生の宿題を一緒に考える姿が恒例だ。1歳の子を持つ子ども食堂の実行委員長、柏木綾さん(28)は昨年7月に県外から転入してきたばかりだが、「同じ立場のつながりが生まれ、地域に早く溶け込めた」と話す。
 サロンの立ち上げから参加している楽修舎の学長、石井雅昭さん(44)は、同地区にある四日市羽津医療センターで地域包括ケアを担当する医師。「核家族化が進み、子どものうちに“人が老いていく姿”に触れる機会が少なくなっている。支え合いのまちづくりには子どもと高齢者の交流が必要」と強調する。
 内田会長は「子どものころに温かい思い出があれば、いつかきっと戻ってきてくれるはず。核家族化が抱える課題を地域で支える仕掛けになれば」と今後のサロン運営に思いをはせた。

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タイで育んだ思いやり 6日間のボランティア


ツアーに参加した学生たち

教会に通う学生ら

 「国籍を超えて互いに支え合いたい」。四日市市小林町の創愛キリスト教会では、教会に通っている学生やその友人など、中学生から専門学校生までの8人が3月末から6日間、タイの児童養護施設でボランティア活動を行った。
 学生時代にボランティア活動で何度もタイへ行った経験のある同教会の宮﨑聖牧師(33)が「同じ経験を子どもたちにもしてもらいたい」と、昨年からボランティアツアーを企画し、同行している。
 今年は、HIVを発症し親に見捨てられた子らが暮らす2つの児童養護施設を訪問し、持参した折り紙や書道道具で一緒に楽しんだ。ツアーに参加するためにアルバイトを掛け持ちし、渡航費を自分で工面した学生もいた。
 言葉の壁があり、話すことを全て理解できるわけではないが、身振り手振りでおおむね理解できたそうだ。町外れにある、資金も充分ではない施設では「私たちのことを見捨てないで覚えていてくれた」と施設長が涙を流してくれたといい、行くだけで喜んでもらえることに勇気づけられたという。
 初参加だった高専生の永井万貴さん(15)は「治ることが難しい病にかかっている運命を受け入れ、毎日笑顔で過ごす子たちと接し、先進国の子たちよりも心の豊かさを感じた」と振り返る。看護学生の大西希さん(19)は昨年出会った少年との再会を望んだが、行方不明になったと知り、「葛藤や苦しみを感じ取れなかった自分の無力さを痛感」したが、今も無事に戻ることを祈っている。
 宮崎牧師は「今回の経験で、相手を思いやる気持ちを強く持ってくれるようになった。人が国を超えて組み合わされ、パズルのように助け合う世界になれば」と語った。

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いきいき働く姿知って コムズフェスタ 5月27日


2015年のイベントの様子(提供)

 障がいのある人たちが働く作業所を運営するNPO法人「呼夢・フレンズ」(堀川まり子代表)は、5月27日(土)午前10時から午後2時まで、四日市市大井手の作業所「来夢」と直売所「来実」、四日市地域まちかど博物館「あけび工房」の3か所で恒例の「コムズフェスタ2017」を開く。小雨決行。
 「あそびに来てね~」をコンセプトに、来夢では「冷凍餃子」や、押し花カードなどの雑貨類、飲食物の販売に加え、ゲームや体験ができるコーナーを企画。「餃子のつかみ取り」では、模型のギョーザを片手でつかみ、その数の揚げギョーザと交換する。
 その他、来実では農場で採れた新鮮野菜、惣菜などを販売。直売所前の敷地には、作って食べられるイートインスペース「コムスイーツコーナー」が設けられ、あけび工房では手織り体験や手織り製品の展示販売がある。
 同作業所で働く利用者たちは、各ブースで役割を担い、来場者をもてなそうと準備を進めている。同法人の支援員、森山明子さん(52)は「いきいきと働いている利用者と作業所のことを知ってほしい。近くに駐車場も用意しているので、たくさんの方に来てもらえたら」と話している。
 問い合わせは同法人 電話059・355・1515へ。

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※掲載内容は取材時によるものです。詳細は、各施設・店舗にお問い合わせください。

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