【第130号(2017年4月8日発行) 15面】三重県四日市市のタウン紙『タウン情報YOU四日市』

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第130号(2017年4月8日発行)記事 15面

【四日市経済ニュース】空き家管理で安心・安全を


作成したマニュアルを手にする野田社長=四日市市稲葉町で

みまわり隊、シェアハウス事業など展開
四日市市稲葉町 ユニバーサル・ツアー

 国内外の旅行手配などを手掛ける有限会社ユニバーサル・ツアー(四日市市稲葉町)は3年前から、空き家管理事業を展開。畑違いの分野に進出したのは「住まなくなった家の管理など、空き家の問題が解消すれば多くの人に喜ばれるのでは」と野田耕治社長(58)が痛感したからだった。現在では、空き家を活用したシェアハウスの運営など、多角的な展開をみせている。
 同社の設立は1994年。5年ほど前、野田社長は父親が病に倒れたのを機に、津市内にある実家の管理をするようになった。四日市と津を月2、3回往復し、敷地内の草刈りや家の換気などを行ってきた。そのころ、同じように、遠方に住んでいて毎月足を運べない状況で家を管理している知人らが何人もいることに気付いた。
 「困っている人の代わりに家を管理することで、安心・安全を提供したい」。そう感じた野田社長は、従来の旅行部とは別に管理事業部を立ち上げ、「空き家みまわり隊」として事業を始めた。

災害時の巡回も

 家のタイプに合わせて「戸建てコース」や分譲マンション向け「マンションコース」などを設定。作業開始から終了まで一連の様子を、ヘルメットに取り付けたカメラで動画として記録。災害時の巡回にも対応するなどし、所有者から信頼を得てきた。
 スタッフが現場を見てきた経験から、点検順序や庭の除草、害虫対策などを盛り込んだ管理マニュアルを独自に作成。随時最新の情報に更新し、ホームページ上でアンケートに答えた人に無償で提供している。
 昨年、国土交通省の「先駆的空き家対策モデル事業」に応募し、空き家を利用した「学生シェアハウス」事業が昨春採択された。所有者は、私物を残した状態で物件を貸し出し、1部屋を入居用に空けて入居を受け入れる。逆に居住者は、私物がある状態を承諾した上で入居する仕組みだ。

地域もにぎやかに

 シェアハウスの所有者は月に1回、インターネットを通じてウェブカメラで状況を把握。荷物の仕分けやごみ出しは入居者が担当し、片付けが進んで空き部屋が出ると、新たに入居者を募る流れ。家に人が増えることで地域もにぎやかになり、活性化にもつながっていくという。
 家賃は1万5千円からと、四日市の相場より経費を抑えることができるのも売りの一つ。利用にあたってのマニュアルも、ごみの出し方や入浴の手順など、詳細な資料を作成している。野田社長は「空き家の問題は、これからもさまざまな課題が出てきます。頭を悩ませている所有者や周囲の意識を変えるきっかけになれば」と熱く語った。

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【四日市経済ニュース】雇用情勢 改善進む 倍率は10か月連続上昇

四日市地域の有効求人倍率

 三重労働局がこのほど発表した、2017年2月の県内の有効求人倍率(季節調整値)は1・44倍で、前月を0・02ポイント下回った。四日市地域の有効求人倍率(原数値)は1・64倍で前月より0・03ポイント上回り、昨年5月以降10か月連続の上昇となった。
 同地域の有効求人数は6546人(前月比381人増)で、有効求職者数は4248人(同187人増)と、いずれも増加した。職業別求人数の上位3業種はサービス職1794人(求職者数345人、倍率5・20倍)、専門技術職1068人(同434人、同2・46倍)、運搬・清掃・包装790人(同818人、同0・97倍)だった。
 最も求人倍率が高かったのは前月と同じ保安職で、求人数175人に対し求職者数は25人、倍率は7・00倍だった。
 同局は「依然として有効求人倍率は高水準で推移し、県内の雇用情勢の改善は進んでいる」とし、先行きについては「イギリスのEU離脱や為替変動など、注視していくべきことは継続している。また、求人倍率の高さからうかがえるように、深刻な人手不足に悩む産業があるのも課題」と話していた。

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※掲載内容は取材時によるものです。詳細は、各施設・店舗にお問い合わせください。

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